25/1/22
【マレーシア向けSEO対策】多言語マーケティングのコツと勝ち筋

SEO対策は、マレーシアにおける認知度向上に欠かせないマーケティング手法です。
ただし、他民族・多言語国家であるマレーシアのSEO対策は、国内SEOとは異なる点に留意する必要があるでしょう。
そこでこの記事では、デジタルマーケティングのプロフェッショナルの観点から、弊社TheDigitalXがマレーシアSEO対策のポイントについて解説していきます。
マレーシアSEOの現状と傾向
マレーシアと日本のSEO対策の違い
マレーシアSEOに失敗する企業の特徴
さらに、マレーシアSEOの注意点や勝ち筋も紹介していきますので、ビジネス進出を検討している方はぜひ参考にしてください。
マレーシアSEOの現状と傾向
DATAREPORTALのデータによると、2024現在のマレー シアにおけるインターネット利用者は3,359万人です。
普及率に換算すると97.4%であり、東南アジアでも最も高い数値を誇っています。
マレーシアは国民のほぼすべてがインターネットユーザーであるだけでなく、1日の約3分の1をインターネットに費やしているため、Webマーケティングが有効です。
まずは、マレーシアSEOのトレンド情報についてみていきましょう。
検索エンジントップシェアはGoogle
マレーシアにおける検索エンジンシェア率は以下の通りです。
検索エンジン | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 96.6% |
Bing(ビング) | 2.2% |
Yahoo!(ヤフー) | 0.9% |
参照:DETAREPORTAL「デジタル2024:マレーシア」
マレーシアの検索エンジンはGoogle一強で、約97%という圧倒的な数値を誇っています。
また、GoogleはWebサイトの訪問数ランキングでも1位です。次いで上位にランクインしているのが各SNSプラットフォームという結果で、マレーシアではブランドの製品情報を検索するためにSNSを活用していることがわかっています。
検索言語は民族・属性ごとに違う
マレーシアにはマレー系・中華系・インド系の3つの民族が在籍しているため、検索言語が民族ごとに異なります。
英語・マレー語・中国語・タミル語など、さまざまな言語が日常的に使われる多言語環境なのが特徴です。
たとえば、首都クアラルンプールがあるマレー半島と、サラワク州・サバ州のあるボルネオ島では使われる言葉が違うため、これに留意しなければなりません。
実際の現地の声(弊社社員より)マレーシアのビジネスシーンでは、英語がメインで使われています。普段の生活では、マレー系同士はマレー語、中華系同士は中国語を話しますが、一度オフィスに入ると英語を使うのが慣習です。そのため、広くアプローチするなら英語、マレー系にターゲット層を絞りたいならマレー語を採用するのがいいでしょう。 |
モバイルファーストのコンテンツ設計
マレーシアではモバイル利用率が高く、SEOではモバイルファーストのコンテンツ設計が求められます。
スピードやUIのユーザビリティもページの評価につながるためです。DETAREPORTALを参照すると、マレーシアにおけるモバイル接続数は4,455万人であり、総人口の約130%に達しています。
【SEO対策】マレーシアと日本の違い
ここからは、SEO対策における日本とマレーシアの違いについてみていきましょう。
マレーシアは多言語SEOが基本
サイトデザインの違い
海外SEOに関しては、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
「【2024年版】海外SEO対策とは?日本SEOとの違いを踏まえて解説」
「英語SEOのポイント4選!テクニカルSEO、コンテンツSEOそれぞれ解説」
マレーシアは多言語SEOが基本
国内のSEOとは異なり、マレーシアにおけるSEOでは、アプローチしたい層に合った言語を採用することが求められます。
日本国内向けのSEOは、原則日本人のみがターゲットとなるため日本語がメインです。
しかし、マレーシア向けのSEOでは、どの民族のどのグループをターゲットにするかで、採用する言語が変動します。
また言語だけでなく、どの表現が刺さるかなどの細やかなローカライズが求められる傾向です。
そのため、現地のネイティブでないと、効果的なSEOがおこなえないという難しさがあります。
サイトデザインの違い
日本では情報量の多いコンテンツが好まれる傾向がありますが、マレーシアでは視覚的な情報を意識したサイトデザインが効果的です。
現地人は動画コンテンツを好んでおり、TikTokなどの動画SNSも注目されやすい傾向があります。
とくに、数秒程度の短い動画などは、マレーシアにおけるデジタルマーケティングに有効です。
詳しい内容については以下の記事を参考にして ください。
「【英語】海外向けコンテンツマーケティング|適切なローカライズが成功のコツ」